愛ゆえに地獄(仮)

主にK-POPアイドルグループの『Block B』について色々感想を書くブログ。他のグループについても、色々書くかも知れません。

Paradise feat. KEN THE 390(Song by B-BOMB from Block B PROJECT-1)※日本語曲 MV感想

公  開  日:2017年9月22日

収録音盤:『PROJECT-1 EP』

 

忙しくて窮屈な日常から優しくスマートに連れ出してくれる、夏に聴きたい癒し曲。

 

2017年、Block Bのメンバーから、テイル、ユグォン、ビボム、ジェヒョ、P.Oの5名が参加した日本限定コラボ企画ユニット 『Block B PROJECT-1』にて、ビボムさんが日本人MCのKEN THE 390(ケン ザ サンキューマル)さんとコラボして出したソロ曲です。

コラボしたKEN THE 390さんについては私はあまり詳しく存じ上げないのですが(不勉強で申し訳ありません 汗)、少し調べただけでも、清水翔太さんや青山テルマさんなど数多くのアーティストの方の作品に客演参加していたり、フリースタイルダンジョンに審査員として参加していたりと凄い情報が出てくる、その界隈では有名なMCさんの様です。詳しくは『KEN THE 390 Official』をどうぞ。

K-POPアイドルの日本語曲は、訳した際の元曲との歌詞の違いや日本語の発音の問題で好き嫌いが分かれやすく、下手したら当の日本人もチェックしていなかったりあまり聞き込んでいなかったりします。しかし、この曲は最初から日本語の歌として作られているし、歌詞カードがなくても聞き取れるくらい発音もしっかりしているので(まあ多少韓国人っぽいクセはありますが)、Kドル日本語曲苦手派の方にも、ぜひ一度聞いていただきたいです!

私はビボムさんに対して『意外とマイペースで感覚派な、人生を楽しむ余裕を持った大人の色男』と言うイメージがあるのですが、正にそんなビボムさんらしさが出ていると思います。

学生社会人問わず、忙しい日々に追われて疲れている皆さんにおすすめの、ゆったりノれる曲と優しい歌詞で出来た、夏に聞きたくなる一曲です。

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まず曲の方は、大人っぽく軽やかな雰囲気だなと思いました。テンポはゆっくりなのですが、ずっとリズムを刻む音が入っているので、楽しくノりながら聞くことができます^^

頻繁に入るコーラスが心地よくて癒されますね~。個人的に『Paradise』つまり『楽園』という言葉から連想するのって、何となく南国とかの暖かい場所なんですけど、そのタイトルに相応しく『日も照って暖かいけど、吹いてくる風が涼しくて心地よい』みたいな温度を感じさせる曲だと思いました。リリースされたのは秋ですが、歌詞の中にも『Feels like a summers day』とありますし、夏に聴くのにも良い曲だと思います。

途中で入るエフェクトも爽やかだし、曲の導入でピアノが入ったり、途中でベースだかギターだかの弦楽器の音が入るのも『大人、おしゃれ志向』のビボムさんっぽいなと思いました(*^^*)

 

歌詞の方は、日々忙しくスケジュールに追われている人々に対し『たまには全部放っておいてリラックスして楽しもう』と誘い出してくれる様な内容です。

私は仕事とその他の色々な事でずっと忙しくてイライラしていた時、この曲を鬼リピしていました!「もう全部いやだな」とか「投げ出して休みたいな」とか思っているけど、でもそれはできないし、そんな事を考えること自体良くないと思っていた時、この歌が「1日くらい大丈夫だよ、もっと楽しい事をしよう!」と、休みたい気持ちを肯定して、外に連れ出してくれているような気がしてとても癒されました(*´▽`*)

私に限らず、現代人は仕事に追われる社会人はもちろんの事、勉強や部活や習い事に忙しい学生の皆さんですら、毎日せかせかと余裕のない人も多いのではないかと思います。そんな人たちにとって、癒しの一曲になるのではないでしょうか。

前半の歌詞で『面倒なこととか 嫌いなものとか ばかり頭パンク』だった所が、『やりたいこととか みたいモノとか ばかり頭パンク』になっている所が良いですよね~『自分を取り戻した』って感じで^^

実際、日々に追われていると、つい自分の好きな事や楽しいと思う事が何なのかすら分からなくなったり、ただただ休みたくて「何か楽しい事をやってみよう」という気持自体無くなってしまったりする事もあると思います。それに、自分が今いる場所以外が見えなくなって、「自分の生活の場はここにしかない」みたいな錯覚に陥ったりもしますし…。

だけど、何とか少しだけでも時間を作って、改めて『好きな事』『やりたい事』『行きたい場所』について考えると、意外といっぱい出てきたりして。それを手に入れたい!という気持ちがまた日々に潤いを与えてくれたりしますよね。

この歌はそんな風に、聞いていると「自分を取り戻そう!」という気持ちが復活してくるし、「自分がいる場所から、思い切って一歩出てみれば、楽しい事やパラダイスが広がっているんだよ。もっと気楽にやってみよう」と語りかけてとくれている、ても優しい歌詞だと私は思いました^^

 

ところで、冒頭でも少しお話しましたが、この曲って凄くビボムさんらしいなと、私は思うんですよね。

私は韓国語が分からないので、最近のソロ曲や『FROM SEOUL』等の、幾つかのビボムさんが関わっている曲の内容については確かな事は言えないのですが、一応訳を確認できた『Give&Take』、『타이트하게(Tightly)』『빙글빙글(Bingle Bingle)』辺りのビボムさんが関わっている曲を見る限り、ビボム曲って、そもそも歌詞がほとんど英語のリフレインで、あまり内容が濃くない曲とか(『Recognize』も自分のパートは殆ど英語っぽい)、強いメッセージ性やストーリーがある様な曲よりは、『今この時間を楽しんで』とか『今感じているこの感覚に集中して』みたいな、フィーリング重視の曲が多い気がするんです(セクシーな内容も含め 笑)。

そういう、真面目でキッチリしていそうな見た目や、歳年長組の中でも一際大人っぽく落ち着いている印象に反して、どちらかと言えば感覚派で軽やかかつマイペースな感じが私は最初意外でした。

だけど、考えてみると、自分自身について語ったり何か意見を主張する事が多い『ラッパー』でもなく、歌の心を曲に乗せて伝える『ヴォーカリスト』でもなく、言葉ではなく体を使って表現して、なおかつ最も自分自身も肉体的な快感を得られるであろう『ダンサー』である事を考えると、色々と納得がいくような気がします。

あと、現役アイドルなのにめちゃくちゃカフェの店長やってたりね 笑 そういう、裏に色々苦労があったとしてもそんな風には見えなくて、あくまでスマートに「やりたい事は全部やって人生を楽しんでる」って感じからも、そういう感覚派な一面がちらっと覗いているような…?笑

で、そんな生き様のビボムさんが、こういう『煩わしい事から離れて楽しもう』っていう歌を「ひゃっほォーーーーウ!!今日は楽しもうぜパリピのみんなァ!!」みたいな感じではなく、あくまで優しくスマートに歌ってくれるのって、凄くビボムさんによく似合っているなと、私は思いました。

 

あ、あと、KENさんのラップパートについても何かコメントをしたいところなのですが…その気持ちは山々なのですが…私、よく存じ上げない上に、その界隈では有名らしい凄い方のラップについて何かコメントするなんて、大丈夫でしょうか…?(^▽^;)

ただ、MVを見る限り、KENさんは見た目もやさしそうなお兄さんという感じですし、ラップの声や雰囲気もそんなにオラオラした感じじゃないので、ビボムさんのソフトな声にもなじんでいて好いな~と思いました。ラップの歌詞の方も…疲れてる時にあんなに明るく兄貴な感じに外に連れ出してもらえたら、頼り甲斐ありすぎて泣くよね…って感じで、とても素敵でした。

確かKENさんはCD発売時に日本ショーケースだか何だかにも来て、ビボムさんと一緒に生パフォーマンスもして下さっていて、本当に様々協力して下さって…こんなネットの隅の隅のブログで言っても伝わらないだろうとは思いますが、一ファンとして、素敵な曲を本当にありがとうございました。という気持ちです。

 

それから、MVの映像ですが、こちらは『Making Video』なので、その名の通りレコーディングの様子でございます。普段やたらと個性の強いメンバーの陰に隠れ気味のビボムさんが、こうして真剣に歌手活動している様を見られるのっていいですね~(*´▽`*)

KENさんとも談笑して楽しそうです^^

 

…と、まあそんな所で、『Paradise feat. KEN THE 390』感想、以上でございます!

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ここまで読んで下さった皆さん、どうもありがとうございました。

実は、この曲の感想を急に書いたのには理由がありまして、一つは曲の雰囲気的に夏の内に紹介したかったというのと、もう一つが、この曲が、もしかして、ですが、BBCの中でもそこまで人気が無いのかしら…?と思ったからです(^▽^;)

というのも、この曲、後に発売するBlock Bの日本ベストアルバムで、ジェヒョさんの『Bus stop』と共に選抜落ちをしていまして…笑

まあメインボのテイルさんと、ユグピオ二人がかりは確かに強いですけど…( ;∀;)でもこの企画の曲で私が一番好きなのはこの曲なんですよ!!

なので、この曲はいい曲だよ!という気持ちを一ファンとして形にしておきたかったのと、あわよくば誰かがこの曲を好きになってくれたらな、という思いでこうして感想文を書いてみました。

ここまでの感想文、楽しんで、また、曲を好きになっていただけていたら幸いです。

それでは、今回はこの辺で失礼します!